2003年 第13回CWY企画展
2003年 第13回CWY企画展 テーマ「pets」
開催日:2003.09.27〜10.03 会場:山梨県立美術館一般展示室A
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実行委員長/ウラシマユージ
2003年【出品者21名】
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上野玄起(金属造形)
浦山和代(陶芸)
ウラシマ ユージ(木工)
亀田やすよ(ステンドグラス)
小橋郁子(手織染)
斎藤由妃子(陶芸)
田中立彦(金属造形)
月田寧二(木工)
中根一政(金属造形)
中條正康(陶芸)
早川利禧(金工)
菱沼定夫(陶芸)
日向左織(金工)
深澤勉(造形)
藤巻晶子(ガラス)
由季子(造形)
村岡由梨(陶芸)
むろふしえいじ(陶芸)
森本惠一郎(金工)
柳本知一(金工)
ヤマセトシフミ(金工)
テーマ「pets」について(提案者/田中立彦)
私が中学生の時に使っていた三省堂の国語辞典には「子供の居ない家庭などで、退屈を紛らす為に飼う動物。」〔お気に入りの年少者や年下の恋人にたとえられる〕とありました、昭和47年にこの認識もだいぶ遅れた感じですが、今やペットは普通のオトーさんがホームセンターで目と目が合うとお金を借りてまで欲しくなってしまうもの。
戦争や犯罪、何かが間違っている今、 『Pets?』 弱いものをいたわったり、教育したり、可愛がったりという人の優しい気持ちを必要とし、それが無ければ生きて行く事ができないペット、時に煩わしくなったり、他人に迷惑だったりする事もあるペット、それでも飼い主を癒してくれたり、周りの人まで楽しくしてくれるペット。
今回のテーマはsと? もついて『Pets ?』です、さてどんなものが出てくるやら?
【出品作品】(50音順)
作品1:上野 玄起 (金属造形) /造型工房「玄起」
カゴノトリ
時間に支配された生活
私は時のペットになっているのか?
作品2: 浦山 和代(陶芸) /陶工房「和」
満ち足りて…
昔、捨て猫を友人から押しつけられ、ガリガリにやせたその姿を見て、
「よし、こいつをふっくら美人ネコにしてやろう」とネコ可愛がりに育てた結果、
歩くと地面におなかがつく肥満ネコになりました。
デブ猫は、その後見そめられ、子供をたくさん産みました。
作品3:ウラシマユージ(木工)/ウッドサイン工房マイクラフト
WELCOME CAT
★もう何人(匹とはとても言えない)もの愛猫の死を看取ってきた我が家に
同居している守護霊を見える 形にしました。
★物づくりが営む資源調達、製造、販売、使用、廃棄の製品ライフサイクルの中で
(作り手の人生も含めて)持続可能な(sustainable)手工業を、
環境に配慮する(green)生産者(producer)+消費者(consumer)=prosumerと
ともに考えていきたいと思っています。
要するに、右手はお金、左手は人を招くと言われている我が家の招き猫を彫ってみました。
作品4: 亀田 やすよ(ステンドグラス) /ティンカーベル
P・E・Tからのメッセージ
PETを愛し、共に楽しく暮らすために、大切なコト…。
作品5:小橋 郁子(手織染)/工房 ぎぐる
ぺったんこに寝そべった
うちにはユンという犬がいます。
玄関に寝そべって私の様子をじっと見ていることがあります。
そんな時は、ほんとにぺったんこ。
荒い麻を何種類か使って大きな絣を織りました。
作品6:斎藤 由妃子(陶芸)/SPIRIT
The baby of a dinosaur
こんなペットを飼ってみたい
作品7:田中 立彦(金属造型)/田中立彦アトリエ
大きなプードル
究極の犬、スタンダードプードルをスツールにしてみました。
作品8:月田 寧二(木工)/とまま工房
ペットボトル・ヒーローズ
作品9:中條 正康(陶芸) /根ノ鼻窯
ペットの朝食セット
何匹かのペットを朝食用にセットしてみました。
作品10:中根 一政(金属造形)/いっせい工房
My,fancy,pets.
車の部品、農機具、等の廃品を素材に生かしながら、
自分の感じた動物・昆虫・植物を制作しています。
今回の展示は自分の気に入ったペットです。
作品11:早川 利禧(金工)/工房 はやかわ
カタマルニオワナイス
作品12:菱沼 定夫 (陶芸) / 菱工房
香炉 -愛すべき隣人-
愛すべき隣人、実はトナリの家に住みついた「ノラ」ちゃんなんです。
白と黒の猫なので勝手に《オセ ロ》と呼んでいます。
気が向くと我が家の縁側で昼寝していきます。
作品13:日向 左織(金工)
a child's mind
幼い頃の記憶の中に…
作品14:深澤 勉(造形)
この道の果には
道はどこへ続くのか? 想像してみませんか…。
作品15:藤巻 晶子(ガラス)/ガラス工房 うず
あしもとのアリも森の大樹も山のけものや鳥たちも
みんなそれぞれの時間をせいいっぱいに生きている。
生命のやりとりの中で、次の世代へ自分の生命をつないで行くことにすべてをかけて。
「生命」にあふれたこの世界で「彼ら」を感じながら生きていきたいと思う。
作品16:由季子(造形)/工房 むく
この愛しいものたちに……。
『Pets?』の招請書を読んで、
《弱いものをいたわり、教育したり、可愛がったりという
人の優しい 気持ちを必要とし、周りの人を癒してくれたり、
周りの人まで楽しくしてくれる》って、
これって、うちの娘の茉莉ちゃんのことにしか感じなくって。
こういう 愛しい存在たちに永続可能な平和な世の中でありますようにと言う願いを込めて。
作品17:村岡 由梨(陶芸)/工房 む
ペットとの距離
ー共依存の関係ー
我が家の飼い犬が、ペットだろうかと考えた時、
番犬だけどペットではないなあと思いました。
ペットと いうイメージは愛玩であり、癒し癒される関係であり、
お互い依存しあっている関係だと思います。
そのペットとの距離を作品にしてみました。
作品18:むろふし えいじ(陶芸)/花仙陶房
P≒P
PはPetのP
PはtelephoneのP
親指に繋がれている携帯電話 携帯電話に繋がれている親指
これがないと寂しいよね
いつでも一緒!私の「P」
どこへでも DOCOMOA でも憑いてくるよ
字を間違えたみたい・・・・
作品19:森本 惠一郎(金工)/山梨県デザインセンター
Pets? 右手のetude
Pets? 左手のetude
人間に飼い慣らされたPetsもそうでないPetsも
お互いフィフティ、フィフティで行きたいものだ。
作品20:柳本 知一(金工)
わたしのカレ
ちょっとした知り合いですが
人造人間です。
作品21:ヤマセトシフミ(金工)/工房 むく
出会い
初めて人間以外の友達を家に連れてくる。
その懐かしい出会いと小さな生命との心の交流を表現しました。